そんなのおかしいよぉ!キレイな友情があって!可愛い女の子がいて!公式にいっぱい供給を浴びて!!
それがどれだけ幸せなことか分かってる!?
はるばるとようこそ、ハバトです!
今回はタイトルの通り、映画『トラペジウム』を見てきたのでその感想です。
トラペジウムめっちゃいい…名作だろこれ pic.twitter.com/OopYmX2fry
— ハバト🕊🪙 (@habatochannel) May 22, 2024
結論から言うと、マジでいい映画だったのでまだ見てない人は、こんなブログはさっさと閉じて、今すぐ映画館に行ってください!ダッシュ!!!
それでも、「どんな作品か分からないのに映画代払うのもなー」と渋っている人、大丈夫僕を信じろ!絶対面白いから!ONE PIECE FILM REDが放映中の時にロッキーを見て以来、2年ぶりに映画館に足を運ぶくらいには面白いから!
同世代がワンピース見てる中でロッキーを観る
— ハバト🕊🪙 (@habatochannel) August 18, 2022
そして羽佐間道夫さんの舞台挨拶を聴く
僕のREDはこっち#ロッキーvsドラゴ pic.twitter.com/S5kGa5K29I
逆張りにもほどがある!!
とは言ったものの、こんな記事にたどり着くような人間は、生粋のトラペジウムオタクくらいなもので、きっとあなたもトラペジウム光線に脳を焼かれて、感想を漁らずにはいられない体になってしまったのでしょう…可哀そうに…
僕もさっさと自分の感想を書きあげて、人の感想を読み漁りたいよ!!
ただ一応、布教もかねてこの記事を書いているので、前半はネタバレなし、後半はネタバレありで感想を書いていこうと思う
まだ見てない人は前半まで、すでに見ている人は後半から読むことをお勧めします!
さらに後半の後半では、僕の勝手な解釈でキャラクターの掘り下げをしているので、こちらは興味がある人だけどうぞ
それではやっていこう!!
ネタバレなし「あらすじ」編
まずは何も知らない人の為に一応あらすじを紹介するが、正直これは公式サイトやPVを見てもらいたいところで、見てもらうのが一番なのだが…念のため書いておく。
以下、あらすじ
主人公の東ゆうは“絶対にアイドルになる”ために4ヶ条を設けて高校生活を送っていた。
1)SNSはやらない
2)彼氏は作らない
3)学校では目立たない
4)東西南北の美少女を仲間にする
東西南北の学校に足を運び友達を作る計画の裏で、「美少女を集めてアイドルグループを結成する」野望を押し進めていく。
・ロボコン大会優勝を目指す“西の星”大河くるみ
・お嬢様でお蝶夫人に憧れる“南の星“華鳥蘭子
・ボランティア活動に勤しむ“北の星”亀井美嘉
個性豊かな仲間があつまり結成された「東西南北」、彼女たちはボランティア活動をきっかけに、テレビ出演をすることになる。
テレビを通して徐々に有名になっていく「東西南北」、そしてついにアイドルデビュープロジェクトが動き出す!
まあ、公式のストーリー紹介をざっと要約するとこんな感じなんだけど、アイドル活動を通して様々な問題に直面する「東西南北」を見守っていく、そんな感じのお話。
ネタバレなし「見どころ」編
あらすじを紹介したところで、見どころを紹介していく!
何度も言うがとりあえずPVだけでもみてほしい、そうすれば見どころの意味も分かるから。
見どころその①『東ゆう』
「はじめてアイドルを見たとき思ったの。人間って光るんだって。」
この作品の主人公『東ゆう』は見ての通り性格が悪い!(少なくともPVの印象ではそう)
アイドルになることに固執するあまり周りが見えておらず、ひとりだけ突っ走った結果、周囲の人間を傷つける、友達になるのもボランティア活動をするのも全部目的のための手段でしかない!
そんな激ヤバ主人公の東ちゃん
めっっっっっっちゃっ可愛いっ!!
ぶっちゃけこれを伝えるためだけに記事を書いていると言っても過言ではない!ただしこの可愛さを伝えるためには、若干のネタバレを含まざるを得ないので、とりあえずは映画を観てほしいわけだ!
東ちゃんがアイドルになるために設けている4箇条
1)SNSはやらない
2)彼氏は作らない
3)学校では目立たない
4)東西南北の美少女を仲間にする
これって結構すごくない??
わずかにネタっぽさを残しながらも、冷静に考えると青春時代をアイドルに捧げる覚悟があるってことだからね。
①②③の掟を守ってたら学校じゃ友達なんて出来ないだろうから、④の「東西南北の美少女を仲間にする」って部分が際立つ。
自分の目で選び抜いた人間だけを周りに置いてアイドルを目指す!文字通り仲間を求めている訳だ!
時には厳しいことも言ってしまう東ちゃんだが、その裏にある真意をくみ取るつもりで観てみてほしい!
見どころその②『友情』
「円陣、組もうか」
チープな言葉になってしまうが、この作品『友情』が良い!
なんだかんだ言ってこれが一番の見どころだろう。
「東西南北」というアイドルグループをテーマにしているので当然ではあるのだが、東ちゃんを中心とした東西南北の人間関係が実に美しい!
アイドルになるためにひたすら真っ直ぐな“東の星”東ゆう。
小さくあざと可愛いくオタク受け抜群な“西の星”大河くるみ。
お蝶夫人に憧れる強烈お嬢様キャラ“南の星“華鳥蘭子。
男受けは悪そうだが逆にそこが良い“北の星”亀井美嘉。
「東西南北」全員可愛い!!
お前らは東西南北でだれが好きなんだ!!??
僕は東ちゃんで行くと決めているが、全員それぞれの良さがあることは理解しているつもりだ。
ここはテストに出るので、よーく考えて決めておいてください!
それはそうと、見どころその①で東ちゃんは「仲間を作ろうとしている」と書いたが、名目はあくまでも友達作りのていで接触を図ろうとするため、当然この関係にも齟齬が発生してくる。
友達だと思っていたら急にビジネスの関係になってしまっている、そんな流れが発生する訳だ。
PVでもある通り「彼氏がいるんだったら友達にならなきゃよかった」などの友情破壊フレーズも飛び出してくる!
そんな、ギスギスになる事を運命づけられた東西南北の結末をぜひ見届けてほしい!
見どころその③『言葉』
「夢で終わらせたくないから現実にする」
またまたチープな言い方になってしまうが、この作品『言葉』が強い!
「人間って光るんだって」
「苦手って思うんだったら練習すればいいじゃん」
「こんな素敵な職業ないよ」
エトセトラエトセトラ
まあ、大体が東ちゃんなんですけど、物語の節々に印象に残る強い言葉がでてくる。
言っていることは、正論だったりめちゃくちゃだったりするが、妙に記憶に残ってTwitterとかで真似したくなる。
君だけのお気に入りの台詞を見つけられること間違いなし!
僕のお気に入りは無難だけど「そんなのおかしいよ!」かな!見た人は是非お気に入りの台詞を教えてください!
見どころその④『偽善』
「どっちが好感度高いでしょう?」
この映画のサブテーマそれが『偽善』
いや、僕が勝手に言っているだけなんだけど、東ちゃんの言動とかボランティア活動とか、ところどころに『偽善』が垣間見える。
「やらない善よりやる偽善」なんて言葉もあるが、東ちゃんにどんな腹積もりがあろうがなかろうが、少なくともその行動自体は『善』なんだよね。
しかし、行動自体は善であったとしても、やはりそれは目標のための手段でしかなく偽善であることは変わらない、偽善を積み重ねた続けた東ちゃんはどこへ向かうのか、偽善は善となりうるのか、そんなところにも注目したい。
以上、ネタバレなしの見どころ紹介でした!!
他にももっともっと見どころがある、マジでいい作品だからまだ見てない人は今すぐ見に行こうな!!
ネタバレあり「注意喚起」編
さて、ここからが本番!
以後ネタバレを多大に含むため、未視聴の方は今すぐ映画館にGO!!
まあ、ここまで記事を読んでいるような人間はトラペジウム大好きオタク君ぐらいだとは思うけどね!
一応、ネタバレ注意でお願いします!!
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ネタバレあり「好きなところ」編
ここからはネタバレを気にせず、僕が良かったと思う点を好きかってに書いていく訳だが、僕がこの作品を絶賛している理由は一言で言うと、視聴前の「こうなったらいいなー」という希望を大きく超えていってくれたからだ!
そんな訳で、基本的には視聴前の僕の予想や希望を交えながら、この作品の好きな点について語っていく!
好きなところ①『着地点』
この映画、着地点が素晴らしい!!
まず大前提として、PVを見た段階で東西南北が解散の危機に陥ることは分かり切っていたので、この東西南北が解散するのかしないのか?最終的にどこに着地するのか?が注目するべき1番のポイントだった。
僕の予想は「なんだかんだで仲直りして東西南北はアイドルを続ける」という、ドシンプルかつ何のひねりもないつまらないもの。
これは、結局は主人公がヤバい奴ってだけで、シナリオ的には王道のアイドル物に落ち着くんじゃないかと舐めて掛かっていたからこその予想である。
しかし、本音の希望としては「主人公が自我を貫きグループは解散、主人公は孤独にアイドルの道を歩み続ける」という、バッドエンドとまではいかないまでも、ある種のビターエンドの様なものを望んでいた。
これは、主人公には独善性を貫き続けてほしいという希望と、物語的な大団円は共存しえないという考え方から導き出した望みで、別に本当に主人公に孤独になってもらいたいわけでは無い。
ただ、真っすぐで折れない自我を貫き通す主人公が好きなのだ。
つまるところ、「主人公が自我を貫きグループが解散する」か「主人公が丸くなりグループを続けていく」かの2択だと考えていた訳だ。
ところがどっこい!!
蓋を開けてみれば「主人公は自我を貫きグループは解散!しかし東西南北は依然友達のまま!さらに主人公は夢を叶える!!」まさに希望と予想の合わせ技の様な終わりではないか!!
グループの解散とハッピーエンドは両立しないと考えていただけに、この着地点は嬉しかった!
グループが解散してもなお、東西南北は友達でいられて、東ちゃんの目的がなんであれその行動に救われる人間は必ずいて、上辺だけでなく心から友達になっていく姿が本当に嬉しかった…
そして何より嬉しかったのは、東ちゃんがアイドルを諦めないでいてくれたこと!
東西南北が解散して、東ちゃんもアイドルを辞めてしまったとき、僕は本当は東ちゃんには一人でもアイドルを続けてほしかった…ようやく手がかかった星を手放してほしくなかった…
だから、僕は後半ずっと東ちゃんを心の中で応援し続けた「東ぁあ!お前はまだいけるよなぁあ!こんなことでアイドルを諦めたりしないよなぁあ!お前が夢見た星はこんなところで終わらないよなぁあ!!東ぁああ!!」声にだせない声で応援し続けた(冷静に考えなくてもキモすぎる)
そしてエピローグ、アイドルになっている東ちゃんの姿を見た時、僕は無音でガッツポーズをしていた。
初めて思った、人間って光るんだって。
それぞれがそれぞれの道に進んで迎えた10年後の私たち、あの写真は泣いちゃうよね…。
好きなところ②『挿入歌とED』
挿入歌とEDが素晴らしい!
この書き方をするとOPは?って言われそうだけど、もちろんOPも良いよ!星街すいせいの事は歌の上手いVTuberってことくらいしか知らないけど、これをきっかけに興味をもつくらいには良かったよ!
でも、僕が言いたいのは曲や歌の良し悪しでは無くて、挿入歌とED曲の存在そのものに感激しているんだ。そもそも音楽は何も知らないから良し悪しすらわからん。
これも視聴前に挿入歌とEDに対する希望みたいなものがあって、挿入歌に関しては劇中でアイドルになる訳だから世間様に向けたアイドルらしいキャピキャピした曲を、
EDは物語を通して彼女たちの心情を歌った、浸れるような語るような曲であって欲しい、そんなわがままな要求を個人的にしていた。
そうしたらどうでしょう!挿入歌は東西南北の魅力を存分に伝えながらもアイドルらしいキャッチーさもある曲で、劇中での東西南北の成り立ちが特殊であることも相まり、
番組の大人たちが彼女たちの成り立ちや関係性を押した方が売れると考えたのだろうとしながらも、成り立ちや関係性が反映されている曲なので、彼女たちの内面も垣間見ることが出来る!
ある意味、挿入歌とEDに求めていたもの両方を挿入歌1つで完結させてしまっているのだ!
じゃあEDはどうすんの!?
心配ご無用!EDは彼女たち自らが作詞を手掛けるというある種のズル技により、僕の心を抉り取っていく!
正直これは曲がどうこうよりも、一度は途切れてしまった歌を再び紡ぐことのできた喜び、彼女たち自身が作詞を手掛けたという事実、それ自体が重要なのだ。
さらに、解散してから完成されたことにより大人の都合など一切入らず、彼女たちの純粋な気持ちを歌として物語を締めくくっているのだ!
僕が本当に求めていたものをまとめてドンっと提示されてしまった…最高!!
好きなところ③『私ってさ、嫌な奴だよね』
「私ってさ、嫌な奴だよね」
この台詞かなり物語の核心をついているじゃないかと思う。
東ちゃんは自分が嘘を付いたり人を騙したりを嫌な奴であると自覚した上でそのスタンスを取っていると言うことになる。
僕はこの言葉を公式サイトで見かけた時、正直「ズルい」と思った。
この台詞を誰に対していっているのかは、映画館で楽しみたかったので再生はしていないが、この言葉を投げかける時点で、嫌な奴であることは明白で「そういうところだぞ!」と言いたくなってしまう。
そして、この言葉の本当にズルい所は相手に『択』を迫ってしまう点にあると思う。
言われた相手は「そんなことないよ」とフォローを入れるか、「そうだぞ!嫌な奴だぞ!」と殴り合うかの2択を迫られ、次点で「そうだけど、そういうところも良いところだよ」と都合のいいことを言うしかなくなってしまう。
これはズルい!
この台詞があったからこそ、僕は東西南北はてっきり解散しないものだと思い込んでしまっていた。フォローを入れるにせよ、喧嘩するにせよ、どちらにせよ仲直りをする必要があるからだ。
しかし違った。
この台詞は母親に対していったのものであり、東ちゃんは恐らく自分を陥れることで、ある種の諦めの様なものを求めていたのかもしれない。
だが、母親はそれを許さない。
「そういうところも、そうじゃないところもあるよ」
これが母親!存在承認!!僕の聞きたかった言葉!!
人間だれしも良い所と悪い所がある、それをそのまま受け入れてくれる人のいるありがたさ!
択を迫られたうえで択を超えた回答が出てくる嬉しさ!
これを言われたらさ、もう何も言えないよね…。
以上、トラペジウムの好きなところでした!まだまだ細かい点で言えばたくさんあるんだけど、やっぱり自分の期待を超えていってくれたこの3か所が一番印象に残っているかなー。
もっともっと良い所を見つけて掘り下げていきたい!
追記
〈東西南北〉解散について
これについては一応言及しておきたいかったので追記している。
この作品が他のアイドル作品と一線を画している点は、やはり「全員が全員アイドルをやりたいと思ってアイドルをやっている訳では無い」点だろう。
多くのアイドル作品は普通、「元々アイドルになりたい人間」であったり、「説得されてアイドルを好きになった人間」であったりがアイドルを目指すものだが、この作品はただひたすらに主人公がアイドルを目指しているだけだ。
仲間にアイドルを目指していることを伝えることも、アイドルの良さを布教しようとすることも一切ない。
そう考えると、東西南北が解散してしまったのは必然的なことであり、東ちゃんの説明不足が招いた結果だとも言えるのだが、これは東ちゃんが潜在的に「人間は皆アイドルになりたがっている」という思想のもとで動いているからであると考えている。
そして、東ちゃんが独断で突き進んできた結果の解散であるにも関わらず、西南北の子たちは東ちゃんの事が大好きで、だからこそアイドルという未知の体験にもついてきてくれたのだと考えると感慨深い。
「〈東西南北〉解釈」編
ここからは僕独自の解釈で東西南北について掘り下げていきます。原作未読で映画を1度見ただけの人間の勝手な解釈なので、すでに公式から言及があったり、解釈違いであったりする可能性も十分にあります。興味のある方だけお読みください。
“東の星”東ゆう
これだけは言いたい!東ちゃんめっちゃいい子だよ!!
なぜかPVや視聴前の印象だと、「人間を人間と思わないアイドルに固執した狂人」みたいな紹介のされ方をしているけど、全然全くそんなことはない!!
東ちゃんは可愛いよ!!良い子だよ!!
なんならもっと性格悪くてもいいくらいだよ!
これじゃあ良い子過ぎるよ!PV詐欺だよ!!
お味噌汁だって「ボランティア活動なんてクソくらえ」の意味合いで捨ててるのかと思ってたら、ただたんに虫が入ってたから捨てただけじゃん!女の子は虫たべないからしょうがないじゃん!
お蝶夫人とかロボットとか、好きでもないものを好きと言って近づいている様にも見えるけど、ちゃんと興味を持ってロボットも買ってプログラミングも勉強してて偉いよ!
そもそもそんな付け焼刃だったら、にっしーも南ちゃんも友達になってないよ!目的のための手段にも全力で取り組めるなんてなかなかできる事じゃないよ!すごいことだよ!
みんな口パクで自分だけ歌っているのに厳しい意見を言われた時も、愚痴りたい気持ちをグッとこらえてSNSに流さないの本当にすごいよ!プロのアイドルだよ!
今のVTuber界隈とか見てみろよ!どいつもこいつもお気持ちしやがって!インターネットで発信してるんだから嫌なことの1つや2つあって当然だろうがよ!東ちゃんを見習ってグッと我慢するんだよ!プロなら負の面を表に出すべきじゃないんだよ!
それにこの子「ごめんなさい」も出来るんだよ!自分が悪いと思ったらちゃんと謝るのは簡単に見えて難しんだよ!東ちゃんは立派だよ!
時には厳しいことやヒドイことを言ってしまうこともあるけれど、それはアイドルに対して真剣だからで、ついつい周りが見えなくなっちゃうだけだよ!
東ちゃんは自分が思っているほど、賢くも厳しくも策士でもなく等身大の女の子なんだ。
ただひたすらにアイドルを目指す真っすぐで純粋な女の子!
だからこそアイドルを目指している時の笑顔が本当に可愛い!!
アイドルをやっている時の笑顔もそうだし、アイドルに向かって進んでいる時の笑顔もそう!
ちなみに僕が一番好きな笑顔はこれ↓
そしてここで一度、東ちゃんの原点に振り返ってみようと思う。
東ちゃんがアイドルを目指したきっかけは、「初めてアイドルを見た時に人間が光って見えた」からだと言うことだが、恐らくこれはOP映像にあったころのお話で何らかの事情で学校や社会をつまらなく、退屈なものだと感じてしまったのだろう。
こちらの顔をご覧ください↓
世界が退屈で退屈で仕方がない小学生の顔!可愛いね!!
これは妄想で時系列がどうかは分からないけど、たとえば学校で北ちゃんへのいじめとかがあって、加害者とか同調圧力に屈する人間とかがくだらなく見えていたんじゃないかなーとか思っている。
そしてアイドルを見つけてこう!
世界が初めて色づいて見えた小学生の顔!可愛いね!!
おそらく本当に人間が光って見えて、この退屈で色のない世界をこんなに彩れる人間がいるんだ、こんなにたくさんの人を笑顔に出来る人間がいるんだ、そう思ったことでしょう。
そうして東ちゃんのアイドルを目指す人生が始まる訳なのだが、それはもう波乱万丈あったでしょうよ。
劇中内でも言われていたが、東ちゃんはアイドルのオーディションに何度も落ちているのだ。
おそらくこの事実をどうとらえるかで、この作品の評価が分かれているのだと思う。
そりゃそうだよ!アイドルになりたくてなりたくて仕方がない東ちゃんがオーディションを受けていないわけがないんだよ!
何度も何度もオーディションを受けてそれでも合格できなくて、だけど諦められなくて美少女を集める作戦に移行したのが今作品という訳なんだから。
そしてこのオーディションに何度も落ちてきた悔しさみたいなものは節々に散りばめられている。
たとえば、ティザービジュアルの「私は一人では、アイドルになれないんだって。」とか
オーディションを何度も受けるうちに、自分一人の魅力ではアイドルになることが出来ないことにどこかで気が付いてしまった。そうして自分は(オーディション結果から推察して)可愛くないから「可愛い子を見るたびにアイドルになればいいと思う」様になったのだろう。
いや、マジで審査員どもは見る目がなかったよな!💢
東ちゃんこんなに可愛いのに落とすとか馬鹿にもほどがあるわ!💢
そんな経緯があり、ついに仲間集めを始める東ちゃんなのだが、ここで一つ疑問が生じる…
なぜ、東西南北なのか??
これに関しては正直わからない!
自分が「城州東高校」に通う「東」だからと言う説が一番有力だが、東ちゃんの事だから「城州東高校」の「東」になるために「城州東高校」に入った可能性もあるのかな?とも考えている。この計画を打ち出したのが高校生になった後か前かで変わってくるとは思う()。
どちらにせよ順番的には「なにかキャッチーな分かりやすさが欲しい」→「東西南北の美少女を集めよう」になった可能性が高いので、別に東西南北にこだわる必要もなかったとは思うのだが、
一方で自分がメンバーの重要人物である必要はあるため、名前の「東」から東西南北の「東」の地位を確立して替えの効かないメンバーになろうと考えたのではないか?と推察している。
あと、東ちゃんは潜在的に「人間は皆アイドルになりたがっている」と考えている節があると思うので、なるべく広い範囲から可愛い子を見つけ出したかったのもあるかもしれない。
マジのガチの100%の善意でアイドルにしてあげようと考えているため、本人の意思確認は行わず純粋に『可愛い子』であることを選定基準にしてメンバーを選んだのだとも思う。
それが最終的にすれ違いを発生させることになる訳だが、「誰だって有名になれるなら有名になりたいだろう」と考えるのはそこまでおかしなことでもなく、東ちゃんはそれがより具体性をもったアイドルだったのだろう。
“西の星”大河くるみ
にっしーもめっちゃ可愛い!
なにが可愛いかって、一人だけ東ちゃんの計画に気が付いていながら、限界を向かえておかしくなっちゃうまで付いてきてくれるのが可愛い!!
一体いつ東ちゃんの計画に気が付いていたのだろうか?
北ちゃんを可愛いといって東ちゃんに教えていたことから、その頃には美少女を集めて何かしようとしていることに気が付いていたのだろうか?
ただそうするとボランティアの取材をバックレたことの説明が難しくなるのだが、「美少女を集めて何かしようとしている」ことには気が付いていたが、その計画に乗るかどうかは迷っていたということだろうか?
東ちゃんを中心に映画を見すぎたせいで他キャラの掘り下げが甘くて申し訳ない。
ただ、それでも最終的には付いてきてくれたわけで、それはやっぱり東ちゃんが友達になってくれたのがそうとう嬉しかったのだろう。
工業高専に通っているため周りには男ばかり、その上ロボットとか言う男受け抜群な趣味を持ち、本人の意志はともかくあざとく可愛い、女友達が出来ないことは容易に想像がつく。
そりゃあ同じ趣味を持ってくれて、自分の目標であるロボコンの手伝いまでしてくれた女の子を嫌いになある訳はないんだよね!
それでもやっぱり、テレビに出るかどうか一番迷っていたのはにっしーで、もともとの性格から人前に立つのが本当に苦手なのだろうに無理を重ねた結果、最終的におかしくなってしまう訳だが、自分が限界を向かえるまで、東ちゃんの夢に付き合ってくれるにっしーは本当にいい子である!!
あとこれは推察なのだが、にっしーが東ちゃんの夢に気が付いていたってことは、東ちゃんがロボットに本当はあまり興味がないことにも、たぶん早い段階で気が付いていたよね?
それでも、自分の好きなことに興味を示してくれて、目標の手伝いをしてくれたのが本当に嬉しくて、だからこそ、東ちゃんの夢にも限界まで付き合ってくれたのかなー、と思うと本当に可愛い。
“南の星“華鳥蘭子
好奇心旺盛な紛うことなきお嬢様!
東西南北が劇中で人気になっていった背景には彼女の功績が大きいだろう。常日頃からお蝶夫人に憧れてお嬢様口調で話す女の子なんて、我々一般人からしたら楽しくて仕方がないからね!
彼女もまた東ちゃん大好き人間の一人で、自分のやりたい事と出来ることがマッチせずに悩んでいたところを東ちゃんに救われた。
「お蝶夫人と呼んでくれた」というのはその筆頭だが、自分の知らない世界に連れて行ってくれて、どこまでも背中を押してくれる東ちゃんの存在は彼女にとってどれだけ大きな存在だったか。
しかし、南ちゃんはこの作品において、良くも悪くも東ちゃんに一番振り回された人物だと言えるのではないだろうか?
お嬢様キャラとキャスティングから、実は狂人キャラなのでは?と思っていたがそんなことは無く、ある種の潤滑油の様な重要人物であった。
流れるまま、運命のまま、進むことを善しとして、自分の知らない世界を知ることに喜びを見出している彼女。
東西南北の出会いを偶然だと喜んだり、アイドルデビューを運命だと期待したり、東ちゃんの作ったレールを自然発生したものだと疑わずに付いてきてくれる。
そんな彼女の純粋さがこの作品には必要不可欠で、にっしーがアイドルをやってくれたのも彼女がいてくれたからだろう。
ロボットについて何も知らなかった南ちゃんが興味を持って勉強をしてくれた姿、未知なるものを楽しもうと一歩踏み出す彼女の好奇心に、勇気をもらってにっしーも知らない世界に飛び込めたのだと思う。
ただ、一人だけ東ちゃんの夢に気が付いていたにっしーが、南ちゃんの言う『運命の流れ(東ちゃんの介入意志あり)』の話をどいう心持で聞いていたのかは、推し量れないところがある。
もしかしたら、東ちゃんと南ちゃんとの板挟みが、限界を加速させてしまったのも知れない。
そして、そんな振り回されていた南ちゃんも、真の意味での運命の導き(アイドルやボランティア)などを通して、自分のやりたい事を見出すことが出来たのは、本当に嬉しい限りである!
“北の星”亀井美嘉
最も東西南北をかき乱す女、それが亀井美嘉。
正直、途中までは彼女の言動に不可解なものが多くて、なんだこの女?って感じだたのだが、東ちゃんのファン第1号だと知って全てが腑に落ちた。
宗教勧誘かな?と言うようなボランティア活動への誘い。「いや、最初っからボランティア仲間として勧誘してきたじゃん」と言いたくなる「もともと友達だったんだから」発言。
「彼氏禁止」と言われていた訳でもないのに「友達にならなきゃよかった」とまで言われて、ごめんなさいと号泣する素直さ。
これらも全て、東ちゃんが大好きで東ちゃんと仲良くなりたかったのだとすると納得できる。
普通に考えたら、彼氏バレして炎上した北ちゃんが原因でグループが解散してもおかしくはなかったのだが、北ちゃんは炎上にも耐えてアイドルを続けていてた。
やはりこれも、東ちゃんに救われたから東ちゃんの役に立ちたくて、必死に頑張っていたのだとするとかなり好感度が高い。
いじめられていた時に、東ちゃんに救われたという話だが、恐らく東ちゃん側には救うつもりなど一切なく、結果的にそうなっただけなのだろうが、逆にその周りに流されない姿勢がカッコよく映り、憧れの対象へとなったのだろうか。
東ちゃんからの第一印象は「可愛いけど、男好きって感じ」で、実際に彼氏がいて炎上しているのだから、東ちゃんの人を見る目は相当なものである。
憧れの存在に近づくために、努力を惜しまない北ちゃん!
10年後の彼女が幸せそうで僕は嬉しいよ!
「まとめ」編
以上、映画『トラぺジウム』の感想でした!
本当にいい作品なのでぜひ全人類に見てもらいたいね!
東西南北の子たち以外も、サチちゃんやADあと男なんかも良い人達だから、時間がある時にでも掘り下げていきたいと思っているが、一旦はここらへんで記事を完成させておこうと思う。
そして、トラペジウムの良さをどんどん広めていきたい!
だってトラペジウムってたくさんの人を笑顔に出来るんだよ!?
こんな素敵な映画ないよぉ!?
それと、ようやく自分の感想を書けたので他の人の感想も見に行ってみようかなと思っている。
原作や2回目なんかも見に行きたいね!
あとは、YouTubeのリスナーにトラペジウムを絶賛布教中なので布教完了次第、
6月下旬あたりにトラペジウム感想会なんかもやりたいと思っています!
よろしければ、YouTubeの方もよろしくお願いします!
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!!
ばいばーい!
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